鈑金塗装・カスタムの動画戦略|単価UPと見積相談を増やす「工程×判断基準」設計【完全版】

鈑金塗装・カスタムの動画戦略|単価UPと見積相談を増やす「工程×判断基準」設計【完全版】

「『とにかく安く直して。見た目だけでいいから』と言われ、職人としてのプライドが傷つく」 「保険会社の協定単価が厳しく、手間をかければかけるほど利益が削られていく」 「こだわりのカスタム技術を持っているのに、価値を分かってくれるお客様が少ない」

もしあなたが静岡県東部で鈑金塗装工場やカスタムショップを経営していて、このような悩みを抱えているなら、今すぐ戦い方を変える必要があります。

鈑金やカスタムの世界では、「仕上がり(納車直後)」は写真で伝えられますが、「品質(耐久性やこだわり)」は写真では絶対に伝わりません。 だからこそ、お客様は「価格」という分かりやすい指標だけで店を選んでしまい、結果として安売り合戦に巻き込まれます。

しかし、YouTube動画を使えば、パテ研ぎの丁寧さ、調色の苦労、マスキングの緻密さといった**「見えない工程(プロセス)」を可視化できます。 これにより、「なぜあなたの店の見積もりが他店より高いのか」を、お客様自身が納得し、「高くてもあなたに頼みたい」「あなたに塗ってほしい」**という指名入庫を生み出すことができるのです。

この記事では、ThinkAlloが提唱する**「職人の技術を価値に変え、適正価格(高単価)での受注を増やす動画戦略」**を、具体的な台本やトークスクリプトと共に完全公開します。


目次

結論:単価が上がる動画は“完成”ではなく“工程”を見せている

多くのショップが、ピカピカに仕上がった「完成車」の動画ばかりをSNSに上げています。 しかし、これでは勝てません。なぜなら、5万円の適当な鈑金も、15万円の完璧な鈑金も、「納車直後の見た目」はほとんど変わらないからです。

1. 比較される理由=「違い」が伝わっていないから

お客様は素人です。 「A店は3万円、B店は5万円。なら安いA店にしよう」となるのは当然の心理です。 しかし、もしB店のあなたが動画で、以下のような**「見えない作業」**を公開していたらどうでしょうか?

  • バンパーを外して、見えない内部のバックパネルまで防錆処理をする様子。
  • プレスラインを復元するために、何度も光を当てて歪みを確認する職人の目。
  • 調色が合うまで、何枚ものテストピースを作って太陽光の下で確認する姿。

これを見たお客様はこう思います。 「A店は安いけど、表面を塗るだけで中身は適当かもしれない。B店はここまでやってくれるから5万円なんだ。愛車を長く乗るなら、絶対にB店の方が安心だ」

このように、動画は「価格差の正当性」を論理的に証明する唯一のツールになります。

2. 写真では伝わらない「職人の想い(ストーリー)」

「この色は調色が難しくて、何十回も塗り板を作ったんです」 「フェンダーのツメ折りは、塗装が割れないようにヒートガンで温度管理を徹底しています」

こうした**「職人の苦労とこだわり」**こそが、クルマ好きのお客様の心を動かし、ファンを作ります。 「技術」に「ストーリー」が乗った時、それは単なる修理ではなく「作品」となり、価格競争から無縁のブランドになります。

3. 成果指標(KGI/KPI)

鈑金・カスタム業におけるYouTubeのゴールは、単なる再生数ではありません。

  • 見積相談数:LINE等への画像送付件数。
  • 成約単価UP:「動画と同じ工程でお願いします」と言われることで、松竹梅の「松」コースが選ばれる率。
  • 県外からの指名:近さではなく技術で選ばれるため、商圏が静岡県全域、あるいは関東・東海圏まで広がります。

導線設計(見積相談を増やす)

鈑金やカスタムの見積もりは、現車確認が必要なケースが多いですが、最初のハードルを下げるために「オンライン概算見積もり」の導線を作ります。 「来店しないと分からない」と突き放すと、その時点でお客様は他店へ流れます。

1. 問い合わせ導線の統一(予算・希望の送り方)

動画の概要欄には、必ず「写真見積もり」の案内を入れます。 お客様は「いくらかかるか怖い」と思っています。その不安を取り除くのが第一歩です。

2. 見積相談テンプレ(コピペ推奨)

お客様がスムーズに相談できるよう、以下のテンプレートを用意し、概要欄やLINEの挨拶メッセージに設定します。

【お車のキズ・ヘコミ・カスタムのご相談】 写真を送っていただければ、概算のお見積もりを無料でお出しします。

📷 LINEで写真を送って無料見積もりhttps://line.me/ti/p/xxxx

▼以下の情報を添えてお送りください

  1. 車種・年式・ボディカラー(分かればカラーNo.):
  2. 気になる箇所(バンパー左側など):
  3. ご希望のコース:
    • 【松】完璧に直したい(部品交換含む)
    • 【竹】目立たなくなればいい(鈑金修理)
    • 【梅】予算優先で安く済ませたい
  4. キズやヘコミの写真(遠め・アップの2〜3枚)

📍 店舗情報 〇〇ボディーワークス(静岡県沼津市〇〇町1-2-3) 得意分野:輸入車鈑金 / エアロ取付 / 全塗装

3. 作業前の注意事項(同意形成)

動画内や概要欄で、プロとしてのスタンス(免責事項)を明記します。

「※お送りいただいた写真での見積もりはあくまで概算です。内部の損傷具合によって、現車確認後に金額が変わる可能性があります」


【保存版】全塗装(オールペン)動画の完コピ用台本

鈑金塗装チャンネルで最も人気があり、かつ高単価(数十万〜)な受注に繋がりやすいのが「全塗装動画」です。 この台本通りに撮影・ナレーションを入れるだけで、プロ品質のドキュメンタリーが完成します。

1. オープニング(0:00〜)

  • 映像:完成した車両のカッコいい走行シーン(スローモーション)→ 塗装前のボロボロの状態(Before)。
  • ナレーション:「今回は、20年落ちで塗装が剥げてしまった〇〇(車種)を、最新の〇〇カラーで全塗装して新車以上の輝きに蘇らせます。総額〇〇万円の工程、すべて見せます」

2. 分解・バラし(1:00〜)

  • 映像:バンパー、ライト、ドアノブ、モール類を外していく早回し。
  • ナレーション:「まずは徹底的にバラします。格安店ではマスキングで済ませることもありますが、当店ではドアの内側まで塗るために、外せる部品は全て外します。これが数年後の耐久性に差を生むんです」
  • テロップ:【こだわり】見えないフチまで塗るために全バラし

3. 下地処理・鈑金(3:00〜)

  • 映像:小さなエクボ(凹み)を見つけてパテを盛る様子。サンダーで削る音(ASMR)。
  • ナレーション:「一見綺麗に見えるボディですが、光を当てると無数のエクボがあります。これを一つ一つ拾って平らにしていきます。地味ですが、塗装の仕上がりの8割はこの『下地』で決まります」

4. マスキング・塗装(5:00〜)

  • 映像:塗装ブースへ移動。隙間なく紙を貼る職人技。スプレーガンで色が入っていく瞬間。
  • ナレーション:「いよいよ塗装です。今回の色は〇〇。塗りムラが出ないよう、一定のリズムで塗り重ねます。ブース内は〇〇度に管理され、ホコリをシャットアウトしています」

5. 磨き・組み付け(7:00〜)

  • 映像:塗装面の「ゆず肌」をポリッシャーで磨いて鏡面にするアップ映像。外した部品を丁寧に組み付ける様子。
  • ナレーション:「塗りっぱなしではプロの仕事とは言えません。表面を磨き上げ、鏡のような映り込みを作ります。最後に部品を戻して…」

6. 完成・エンディング(8:30〜)

  • 映像:太陽光の下で輝く完成車。Before画像との比較。オーナー様の喜ぶ顔(可能なら)。
  • ナレーション:「いかがでしたか? これが〇〇ボディーワークスの全塗装です。愛車を長く大切に乗りたい方は、ぜひ概要欄からご相談ください」

企画の柱(工程/判断基準/BeforeAfter)

全塗装以外にも、「職人の日常」はネタの宝庫です。

1. 工程(Process):ASMR・没入感

作業風景を淡々と流すスタイルです。BGMは控えめに、作業音(サンダーの音、スプレーガンの音)を聞かせます。

  • 「凹んだドアが新品同様になるまで」:パテ打ち→研ぎ→サフ→塗装の早回し。
  • 「職人のマスキング技術」:隙間なくテープを貼っていく気持ちよさ。
  • 「クリア塗装の瞬間」:ザラザラの表面が、クリアを吹いた瞬間にツヤツヤになる映像は、誰が見ても快感です。

2. 判断基準(Judgment):なぜその手法か?

プロの知識を語り、信頼を得ます。

  • 「交換 vs 鈑金」:なぜこのヘコミは交換ではなく鈑金で直せるのか? あるいは逆か。
  • 「安い全塗装と高い全塗装」:ドア内側まで塗るか、部品を外すか、ゴムモールを新品にするかの違いを解説。
  • 「調色の裏側」:同じ「白」でも、経年劣化に合わせてどう色を黄色く調整しているか。

3. Before/After:インパクト重視

シンプルですが強力です。

  • 「事故で大破した〇〇が復活」:フロントが大破した車が、フレーム修正機で引っ張られ、元通りになる様子はドラマチックです。
  • 「カスタムで激変」:ノーマルの地味な軽トラが、ラプターライナー塗装とリフトアップでワイルドに変身。

撮影・編集の技術(職人価値の最大化)

鈑金・カスタムの動画は、「美しさ」が命です。 汚い映像では、「仕上がりも雑そう」と思われてしまいます。

1. 手元・音・質感(信頼を作る3点)

  • 手元:素手ではなく、綺麗なニトリル手袋をして作業するだけで「丁寧そう」「清潔そう」に見えます。
  • :スプレーガンの「シューッ」という音や、ポリッシャーの音は、心地よいASMR要素になります。Amazonで数千円のマイクを使い、綺麗に拾いましょう。
  • 質感:塗装面の「肌(ゆず肌・鏡面)」が見えるよう、光の反射を利用して撮影します。

2. カスタムカーをカッコよく撮るカメラワーク

完成車を見せる時は、以下の動きを取り入れてください。

  • ローアングル歩き:スマホを逆さまに持ち、地面スレスレから車を見上げるようにゆっくり歩く(車が大きく迫力あるように見えます)。
  • スライダー風:車の真横を、カニ歩きで平行移動しながら撮影する。
  • パン・アップ:ホイールのアップから、ゆっくりカメラを上げてボディ全体を映す。

3. スピード感(編集テンポ)

パテ研ぎなどの地味な作業を、長々と見せてはいけません。

  • **早回し(タイムラプス)**を活用し、数時間の作業を10秒に凝縮します。
  • 「削る→粉を飛ばす→確認する」のサイクルをテンポよく繋ぎます。

【高単価受注マニュアル】LINE相談の切り返しトーク集

動画を見て問い合わせてきたお客様に対し、どう対応すれば成約率が上がるか。 よくある「断り文句」への切り返しを用意しておきましょう。

ケース1:「他店より高いですね」と言われた時

悪い対応:「うちは技術があるんで、安くはできないんですよ」 良い対応

「はい、金額だけ見ればお安くはありません。 ですが、他店様の見積もりには含まれていない『内部の防錆処理』や『新品モールへの交換』が含まれております。 表面だけ綺麗になれば良い場合は、工程を省いて〇〇円まで下げることも可能ですが、長く乗られる予定でしたら、今回のプランが最もコストパフォーマンスが良い自信がございます。どちらになさいますか?」

ケース2:「とりあえず概算を知りたい」と言われた時

悪い対応:「現車を見ないと分かりません」 良い対応

「写真での判断になりますが、過去の類似事例からすると、おおよそ8万〜12万円の範囲になるかと存じます。 内部の損傷がなければ8万円、部品交換が必要なら12万円前後です。 正確な金額を知りたい場合は、一度お車をお持ちいただければ10分で診断できますが、ご都合はいかがでしょうか?」

ケース3:「全塗装したいけど予算が足りない」と言われた時

提案

「ドアの内側を塗らない『外装のみパック』であれば、〇〇万円抑えられます。 または、一番目立つボンネットとルーフだけを塗る『ツートンカラー化』も人気ですが、いかがですか?」


VSEO(カスタム向け検索設計)

検索キーワードを意識して、悩んでいる人を捕まえます。

タイトルの型(工程/比較/費用/耐久)

  • 【車種】+【カスタム内容】
    • 例:「ジムニー シエラ リフトアップ 費用」「ハイエース 全塗装 マッドブラック」
  • 【修理内容】+【費用目安】
    • 例:「バンパー 擦り傷 修理代」「ドアパンチ デントリペア 料金」
  • 【比較・検証】
    • 例:「缶スプレーとプロの塗装はどう違う? 3年後の耐久性を比較してみた」

サムネの型(BeforeAfter/工程)

  • 分割構図:左に「ボロボロの事故車」、右に「ピカピカの完成車」。
  • 作業中アップ:火花が散っているカット(溶接)や、スプレーを吹いている瞬間のカッコいい写真。
  • 文字:「廃車寸前が復活」「修理代〇万円」「神業」

概要欄テンプレ

  • 使用した塗料メーカー(関西ペイント、日本ペイントなど)や、パーツ名を書くと、マニア層からの検索に引っかかります。
  • 「静岡県沼津市の〇〇です」と地域名を入れるのを忘れずに。

Shorts(見た目変化で伸ばす)

鈑金・カスタムはShortsとの相性が抜群です。視覚的な変化が大きいからです。

Shorts向けネタ

  • 「マスキング剥がし」:塗装後のマスキングテープを一気に剥がす瞬間。これだけで数百万再生いくこともあります。
  • 「鏡面磨き」:黄ばんでボロボロのヘッドライトが、磨いて一瞬でクリアになる様子。
  • 「完成披露」:BGMに合わせて、カスタムカーを様々なアングルから見せるPV風動画。

長尺へ繋ぐ導線(固定コメント)

「このカスタムの詳しい工程や費用は、本編動画で解説しています」と誘導します。


改善(単価UPに直結する見直しポイント)

1. 価格ではなく「価値」を言語化できているか

動画の中で「安くやります」と言っていませんか? 「うちは安くありません。なぜなら、見えない部分にこれだけコストをかけているからです」 と言い切ることで、価格競争から脱出し、質の高い顧客だけを集めることができます。

2. 判断基準が伝わっているか

ただ作業を見せるだけでなく、「なぜここでパテを盛るのか」「なぜこの温度で焼くのか」という理由をテロップで入れてください。 その「ウンチク」が、お客様にとっては「安心材料」になります。

3. 問い合わせに必要情報が揃う導線か

「動画を見て連絡しました」という電話が来た時、スタッフが「担当者がいないので分かりません」と答えていませんか? 動画公開のスケジュールを社内で共有し、誰が電話に出ても対応できるようにしておきましょう。


FAQ(よくある質問)

Q. どこまで施工内容(企業秘密)を公開していい?

A. 基本的には**「全公開」**をお勧めします。 なぜなら、プロの技術を見た素人が「自分でもできそうだ」と思って真似をしても、絶対に同じクオリティにはならないからです。むしろ「こんなに大変ならプロに頼もう」となります。 同業者に見られるのが嫌かもしれませんが、お客様からの信頼を得るメリットの方が遥かに大きいです。

Q. トラブルを防ぐ説明の入れ方は?

A. カスタムや改造申請に関わる動画では、必ずコンプライアンス(車検適合・非適合)についての注釈を入れてください。 「※競技用部品です。公道での使用はお控えください」「※構造変更が必要です」など、プロとしての責任ある発信が信頼を守ります。

Q. 撮影が現場の邪魔になりませんか?

A. 最初は慣れが必要ですが、GoProなどの小型カメラを頭や胸に装着(一人称視点)して撮影すれば、作業の手を止めずに臨場感のある映像が撮れます。


お問い合わせ:あなたの技術を「ブランド」に変えませんか?

「技術には自信がある。あとは知ってもらうだけだ」 「安売りせずに、こだわりのカスタムを任せてくれるお客様と出会いたい」

そんな鈑金塗装・カスタムショップのオーナー様へ。 ThinkAlloでは、静岡県東部の職人企業に特化した、YouTubeブランディング支援を行っています。

  • 「職人の手」を美しく撮る撮影技術:塗装の肌、溶接のビードを魅力的に見せるカメラワーク。
  • マニアに刺さる企画設計:車好きが検索するニッチなキーワード戦略。
  • ブランド構築:「町の修理屋」から「選ばれるプロショップ」へイメージを変える演出。

「まずは自慢のカスタムカーを動画にしたい」 「全塗装の受注を増やしたい」

そんなオーナー様は、ぜひ一度無料相談をご利用ください。 あなたの工場の技術力が、正当に評価される仕組みを一緒に作りましょう。

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